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みんな同じ願いがある。

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昨日は流石に震災についてのコメントが多かった。

アタシの3.11は、母の心臓手術時間が、地震の影響でかなり延びて心配した日。
岩手に単身赴任していた兄とも連絡がつかなくて心配した日。

どこに降りかかっても大変な災害だったとわかっていても、アタシは無事に手術室から戻った母を見て思ってしまった。

「この地で無くて良かった。母が無事で良かった」と。

不謹慎な安堵だったけれど、母上が麻酔から目覚めるまで、アタシにはその思いしか浮かばなかった。
そう思った自分をきっと生涯忘れない。
復興を望む気持ちに嘘は無い。
しかし、思い出すのは懺悔にもにた気持ち。
3.11はそんな日。


あの当時は、被災地から離れている西日本の人々が「自粛」モードで結婚式を止めたり花見をやめたり、派手な事を犬猿してた。

でも、アタシは、親族や友人知人に不幸があったなら精神的に楽しめないだろうけど、その他の人々がいたずらに自粛ムードを盛り上げるのは嫌だった。
ソレが支援や応援になるとは思わなかったし、違うと思ってた。
同情して憐れむ事を、被災地の方々に寄り添う手段だと勘違いして自己満足しているのは、失礼だとすら思っていた。
だからなるべく、イベントは行いたかった。

みんなで被災地を盛り上げる為には、物資を流通させ、日本全体でお金も回さなくちゃ。
そう思ってた。

自粛して、みんながどこにもお金を落とさないなら、企業だって支援の余裕が削られてしまうのではないかと思った。

素人考えだけど、そう思っていたから、過剰な自粛はしなかった。


振り返れば、あの衝撃から今日まであっというまに過ぎてしまった。
そう思うと、もう2年。
だけど、まだ2年。
誰の傷も癒えてないし、
生活も元通りなんかじゃない。

ニュースに出ていた現地の女の子が「東北を忘れないでください。この日だけ少し思い出してくれたらいいです」的な発言していた。

日常に追われる自分を見透かされたみたいで、胸が痛かった。


早く早く
復興が進むことや、心の傷が回復していくことを願っています。

みんながそう願っています。

by hinata-honobono | 2013-03-12 06:33 | ひなた コマまんが
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